厚生労働省が平成12年に施行した「21世紀の国民の健康づくり運動」の中に「野菜の摂取量の増加」という項目があります。
ここで言う野菜の摂取量が具体的に350グラムとなっています。
「野菜」には緑黄色野菜、その他の野菜、野菜ジュース、漬け物が含まれます。
目標としては緑黄色野菜が120グラム、その他の野菜230グラムとなっています。
ちなみに10代から70代までの全世代の男女で、350グラムの野菜を摂取できている世代はありません。
平成22年の調査では成人1人あたりの平均摂取量は281.7グラムです。
さて野菜350グラムって、どのくらいの量でしょうか?
手元にある野菜で350グラムを作ってみると、
トマト1個、ピーマン1個、ニンジン1/2本、スナップエンドウ5〜6本、インゲン10本程度。
これでおよそ350グラムでした。
このくらいなら何となく食べられそうな気がします。
実際に調理した野菜だけの料理も計ってみました。
お皿が550グラムなので皿の上の野菜が350グラムです。
プチトマト2個、茹でたスナップエンドウ2本、トレビス・トマト・サラダ菜などの生野菜サラダ、ポテトサラダ、もやしのナムルの盛り合わせです。
これだけでお腹いっぱいになりそうですね。
たまにはこんな夕食でも良いと思いますが、毎日毎日これを食べ続けるのは結構しんどいかもです。
やはり、朝食や昼食でも意識して野菜を取り入れて、野菜ジュースなども利用しつつ350グラムの野菜を食べるようにしていきたいものです。