野菜は育てている間に、すぐに虫だらけになってしまいます。
野菜は人が食べて美味しいものですから
虫たちも当然美味しいと食べに来るものだからです。
日本は春から夏の時期には、かなりの高温多湿な気候になります。
この気候の中で病害虫に侵されない、きれいな野菜を作るためには
必要最小限の農薬を使用することも必要です。
「農薬」という言葉にアレルギー反応するような風潮が見受けられますが
かつての野菜栽培で使われていた、毒性の強い農薬や健康障害にいたったニュースなどのイメージを、多くの方々が今も農薬は悪いものと言う思いで心に留めているのではないでしょうか。
もちろん農薬は使わないにこしたことはありません。
「無農薬、有機野菜」という看板に安心を求めて購入することも間違いではありません。
でもその証はどこにあるのでしょう?
現在の農薬を使用した野菜は
厳しい基準のもと、摂取しても影響の無い基準値で管理されています。
逆に有機農産物として販売できるものは
「有機JASマーク」という表示が法律で義務づけられています。
「有機野菜」「オーガニック野菜」「無農薬野菜」などとうたっていても
マークが付いていなければ保証の限りではありません。
市場を経由する野菜や果物は生産中の農薬の使用規準を農家の人たちに守っていただき、出荷する際には残留農薬基準を遵守したものだけが流通します。
もちろん放射能の測定規準も遵守した野菜となります。
無農薬、有機野菜を重視して選ぶという考え方もありますし
市場で一定の安全規準を通過したものを選ぶと言う考え方もあるということです。